広島平和記念公園には、世界中から平和を願う折り鶴が寄せられます。その象徴である折り鶴たちが新たな形で生まれ変わり、再び世界に羽ばたいています。
文華堂さんでは「おりづる再生名刺」を、平和を願う気持ちを紙としてリサイクルし、広島から送り出される名刺です。
名刺交換の場で、思いがこもった一枚を手渡すことで、良縁がまた新たに広がっていくかもしれません。
折り鶴を再生する
広島平和記念公園には、毎年約10トンもの折り鶴が届けられています。しかし、この大量の折り鶴をすべて保管するのは難しく、過去には処分せざるを得ない状況もありました。
平和を象徴する折り鶴が環境問題にもなりつつある中、広島市とNPO法人「おりづる広島」が協力し、この折り鶴たちを「おりづる再生紙」として再利用するプロジェクトが始まりました。
名刺に込められた思い
「おりづる再生名刺」は、平和の祈りが込められた折り鶴から作られた紙を使用しています。
名刺はビジネスシーンでの出会いに欠かせないアイテムです。平和への思いが詰まった名刺を手にすることで、単なる名刺交換を超えた心の交流が生まれるかもしれません。
持続可能な資源利用としてのアップサイクル活動を、身近に感じる機会にもなりますね。
再生のためのプロセス
折り鶴を再生紙にするためには、供養塔からの搬出や、金紙や紐を取り除く作業など、多くの手間がかかります。
こうした工程には授産施設の方々も参加しており、一つひとつ丁寧に処理することで、折り鶴が新しく名刺として生まれ変わります。
平和の象徴が名刺という新たな役割を得て、多くの人に触れてもらえるようになったといいます。
「おりづる再生名刺」
「おりづる再生名刺」は、平和を願う心を世界に広げる活動のひとつで、名刺1枚につき1円を「広島市原爆ドーム保存事業基金」へ寄付をしています。
この名刺を手にすることで、私たちは平和への思いを再確認し、その大切さを伝えていくことができそうですね。
平和を願う広島で誕生したこのアップサイクルな再生名刺を、あなたの次の出会いにぜひ役立ててみてはいかがでしょうか。
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